癌とは口に山ほど食べ物を入れた結果(SYさん)


 六年前に乳がん(温存手術)、翌年クモ膜下手術と続けて二度も大病しました。

おかげで健康についての勉強会、講演会には積極的に参加して添加物等による食品の怖さ、皮膚から毒が入ってくる経皮毒の実態等を学び、少しづつですが調味料、洗剤等身近なものはなるべく無添加、自然で安全である物に切り替えてきました。

 再度病気にならない為にも自分なりに健康には充分気をつけるようになり、健康補助食品の摂取、体力づくりにと体操教室に通ったり、整体で身体の歪みや調子を診てもらったりしているうちに、ひどい肩凝りがなくなり、便秘が解消、身体の冷えや、むくみがとれ疲れにくい身体になっていると実感しています。
今ではホルモン治療も終え、定期健診だけになり、人から「そんな大病したの?」と言われるほど元気になりました。

 

ある時、嫁から「体質改善したいのでマクロビオテイック料理教室に一諸に行きませんか?」と誘われた時、正直いって「マクロって 何?」しかも、月に2回、3時間かけてまで行く程のことなのか迷いましたので、まずは本を読ませて頂きました。

                                        

砂糖を使わずに食品の持つ旨味をしっかり引き出すことによって美味しくできる料理って〜どうするんだろう?

玄米は排毒にはなるけれどマイナスにもなる。どうして?等等

料理ばかりか食養講座についても教えて頂きたい事が沢山あり、通って自ら学んでみよう。

若夫婦と同じ食事をしているのでマクロを実践するにはまた聞きではなかなか理解しづらいだろうし、一緒に学んでこそお互いにプラスになるだろう。

そして何よりも私のガン再発にならない為にも免疫力を向上させ、自然治癒力を高める食事にして生涯が健康でありたいと思い申し込みました。

 

 ある時講座で、癌とは『口に山ほど食べ物を入れた結果ですよ。』と聞いた時はビックリ。

 病気になる前の食事は、一日30品目にこだわり、肉、魚中心の一見豪華(彩りを考えると季節にないものを使用)。食後のデザートもヨーグルトや果物たっぷり。

 疲れが取れると思い毎日4〜5杯のコーヒーに甘いおやつ。ストレス解消にお友達とランチの食べ歩き。 

 子供の体調が悪い時にも栄養を摂らないと病気になるからと無理やり食べさせたこともあり、今思えば間違いだらけでした


 マクロを始めてみて、まずは頑張り過ぎないで出来るところからやっていく事にした。

玄米は朝1回、昼と夜は白米5に対して玄米1の混合(この割合だと家族も食べてくれる)にしてみた。(良く噛むようになり味わいながらゆっくり時間をかけるようになった)

 根菜類、豆類を多く、なるべく旬の野菜を多く取り入れ、肉、魚は時々にして、味付けは味噌、醤油で洋食より和食が多くなった。

砂糖は白を止め、黒砂糖にしてかなり減らしている。

野草茶を飲みお菓子を控え、腹八分目を心掛けるようにした。 

 どくだみ茶に初挑戦。

梅干、ゆかりも久々に作り、梅酢は酢の代わりに使っている。
古い梅干(捨てようかと思った)は梅生番茶にしてみた。

朝軽い運動をする。エスカレーターを止めてなるべく階段にした。

出勤は自転車にした。家では殆ど冷房は使わない。ダラダラは止めてメリハリのある生活を心掛けてみた。

おかげでこの夏は、結構な汗をかくようになり(これも排毒かな?)、身体が軽く感じ、疲れにくく、かなり快調で夏バテはなく、自分でもかなり元気になっていると実感しています。

 

 食材は勿論ですが、道具を大事に扱う、物を大切に再利用する等、義母が当たり前のようにしてきた事を、改めて教えていただき、利便性ばかり求めてポイ捨てを平気にしている自分が恥ずかしくなりました。
毎回教えていただくことが生活の知恵になることばかりでした。

いろんな情報が入るこの頃、何が本当なのか、惑わされることが多いけれど、今まで学んだ事を参考にしながら基本を忘れず、気張らず我が家に合った食生活を目指してゆっくり続けて行こうと思っています。
先生の「まずは自分だけ仕合せになりなさい」を実行しつつ、家族も仕合せになれるよう努力して行きたいものです。

 


 恭子から一言
この方はさすが、お料理も気配りもお上手でした。
ですから、食事と言う科学を知るだけで、今後も今の健康を継続できるでしょう。